Columnコラム

2026年2月1日、日本ラクロス界の頂点を決める戦いが、日本が世界に誇るMUFGスタジアム(国立競技場)で繰り広げられる。第35回ラクロス全日本選手権大会A1――そのすべての出場チームがA1初登場という、新たな歴史が刻まれる日まで、あと1週間。
本記事では日本が世界に誇るスタジアム「MUFGスタジアム(国立競技場)」で行われる本大会の魅力を最大限に楽しめるように、A1にまつわるさまざまな情報をまとめていきたいと思います。
A1とは何か
2023-2024年年次報告書より引用
非連続的成長の旗印としての「A1 (Absolute One)」
厳しいコロナ禍を抜けた後に、「ワクワクする日本ラクロスの未来」をどのように示すのか。コロナ禍前に戻すだけではない非連続成長の機運を、どうやって巻き起こすのか。
2022年末ごろから抱いていた課題意識は、A1という形で一つの解にたどり着く。
1年で最も熱い「ラクロスの祭典」にしよう。その年の絶対王者を決めるだけでなく、その年に活躍した全ての選手とスタッフが目指せる場所にしよう。全てのラクロスに関わる人が、思い思いの=絶対的な熱量を携えて遊びに来ることができる場所にしよう。JLA VISION の「枠を超えてゆく。」を、誰もが思い起こせるようなイベントにしよう。
そんな願いを込めつつ、今までの枠を超えたチャレンジを重ねた。
2023年1月に横浜スタジアムで行われた日清食品 presents 第33回ラクロス全日本選手権大会A1を皮切りに、日本のラクロスは新たなスタートを切りました。
A1という言葉には、この大会に関わるすべての選手、スタッフ、観客らが絶対的な(=Absolute)熱量を持って集まる場であるという想いが込められており、単なる勝敗を決する場としてではなく、日本ラクロスの未来、これからを示す場として変化をとげました。
2026年、舞台は国立へ
今年の舞台は東京都新宿区、MUFGスタジアム(国立競技場)。東京オリンピックをはじめ、毎年多くの感動が巻き起こる高校サッカー選手権、大学ラグビー選手権大会などが行われる会場です。
今年で3回目となる絶対的な熱量を持って集まる「ラクロスの祭典」は、ここまで辿り着きました。
大会情報
| 正式名 | 第35回ラクロス全日本選手権大会 |
| 主催 | 公益社団法人日本ラクロス協会 |
| 主管 | 第35回ラクロス全日本選手権大会実施本部 |
| 協賛 | 日清食品株式会社、サイボウズ株式会社 |
| 後援 | 東京都、新宿区 |
| 開催日程 | 2026年2月1日(日) |
| 会場 | 東京都・MUFGスタジアム(国立競技場) |
| 行事内容 | 10:30 開場 12:00 女子戦: MISTRAL(クラブ1位) vs. 関西学院大学(大学1位) 15:40 男子戦: KAWASAKI FALCONS(クラブ1位) vs. 早稲田大学(大学1位) |
| 入場料 | 早期割引券: 一般 2,500円 / 学生 2,000円 前売券: 一般 3,000円 / 学生 2,300円 当日券: 一般 3,200円 / 学生 2,500円 ※中学生以下無料 ※学生料金適用: 高校生・大学生・専門学生・大学院生 |
📺 ライブ配信情報
本大会の全試合は、Japan Lacrosse Liveにてライブ配信されます。会場に来られない方も、ぜひオンラインで日本一の瞬間を目撃してください。
🎫 チケット情報
日本ラクロス界の頂点を決める、年に一度の祭典。ぜひ会場で、その熱量を体感してください。
※学生料金適用: 高校生・大学生・専門学生・大学院生
出場チーム紹介
・関西学院大学
・早稲田大学
クラブ選手権ハイライト: MISTRAL、KAWASAKI FALCONSがともに3大会ぶりのクラブ選手権大会の制覇
近年のクラブシーンにおいては、女子はNeO、男子はGRIZZLIESが特にその輝きを放っており、過去2大会連続でクラブ選手権大会優勝、そしてA1の舞台も制してきました。
2025年シーズンにおいてもその強さは健在で、両チームともに東日本クラブリーグ優勝を果たし、クラブ選手権への出場を決めました。
MISTRAL、KAWASAKI FALCONSは2022年に全日本選手権大会を優勝しているものの、過去2年間はクラブ選手権大会の決勝でNeO、GRIZZLIESに敗れ苦杯を舐める形となっていました。
女子決勝戦: NeO(東日本1位) vs MISTRAL(東日本2位)
そんな中で迎えたクラブ選手権大会決勝戦。
「先手をとって勝ちに行く」というテーマで臨んでいたMISTRALは、序盤から勢いよく攻め続けてここ2年間公式戦で負けなしのNeOに対して優位に試合を進めることに成功します。
DFにおいても先手で攻め続け、特にMISTRALゴーリー#93川村選手が3Qを無失点に抑える活躍を見せました。
「セーブで言うと、自分が日本代表としてアメリカ遠征に行かせていただいた際に、うまい選手と言うのはシュートレンジが長くて、どこからでも打って来るというのを感じました。海外選手のシュートに基準を合わせて、どこからでも打たれるのだから、常に早めの準備を心がけてきました」
と、自らの経験を活かしつつ、終始流れを掴み続けたMISTRALが見事、3大会ぶり9回目の優勝を果たしました。
男子決勝戦: GRIZZLIES(東日本1位) vs KAWASAKI FALCONS(東日本2位)
3年連続で同一のカードとなった決勝戦、過去全日本選手権大会12連覇を成し遂げた名門、KAWASAKI FALCONSに対してここ2年間はGRIZZLIESが新時代を台頭する形でクラブ選手権大会を制してきました。
「チームの大きなヴィジョンとして『世界に通用する人間になる』というのがあるので、今年は個人のレベルアップに注力してきました。目指すところが『日本一』というのは変わらないんですが、『世界』というところへ目線が上がったというのが、今年勝てた要因だと思っています」(FALCONS主将#99梅原選手)
主将の梅原選手が語る「世界に通用する個人力」の成果が序盤から発揮され、28番奥村選手、22番の鈴木選手を筆頭に前半にモメンタムを作り一挙7点を獲得したKAWASAKI FALCONSが、勢いのままにGRIZZLIESを圧倒、3大会ぶりにクラブ日本一の座に返り咲きました。
大学選手権ハイライト: 激闘の大学選手権大会を制したのは関西学院大学と早稲田大学
女子決勝戦: 7点差をひっくり返した関西学院大学のアップセット
女子決勝戦のカードは日本体育大学(関東学生1位) vs 関西学院大学(関西学生1位)の対戦となりました。
試合開始から圧倒的な攻撃力を見せた日本体育大学が関西学院大学を圧倒、前半を終えて6-0というスコアで試合を折り返します。
「毎試合1点というところに大きく感情を左右されないところをずっと心がけていました。今、集中すべきところを全員でずっと言い聞かせてきたので。そこまで点数には目を向けずに、今の1球をずっと大事にしようということをみんなで雰囲気を作っていました」(#71 DF藤野夏帆主将)
前半大差をつけられてしまった関西学院大学でしたが、後半勢いを取り戻します。ドローとグラウンドボールで流れを掴み続け、後半だけで9点を獲得に成功します。
運命のオーバータイムも、関西学院大学の流れは変わりませんでした。ドローを獲得したそのままに#98MF堀之内冴へとパスが渡り、試合を決定づけるゴールを決めた。
「今年のチームはあまりビハインドから始まる試合がなかったのですが、最後は私たちが勝つ気持ちでやっていました」(#98MF堀之内)
男子決勝戦: 都の西北「早稲田」が2019年以来の優勝を果たす
2019年、駒沢陸上競技場で行われた大学選手権大会決勝へと進出した早稲田大学の対戦相手となったのは、初の決勝進出を果たした東北大学でした。
当時の早稲田大学はまさしく「黄金時代」の名に相応しい結果を残しており、2018年、2019年と大学選手権大会を連覇を達成、まさしく一時代を築いた存在でした。
あれから6年の月日が流れた今年の大学選手権大会、5大会ぶりに決勝戦の舞台に戻ってきた早稲田大学に相対したのは、またしても地方の雄、「名古屋大学」でした。
名古屋大学は準決勝戦で関東学生1位の明治学院大学とオーバータイムにまでもつれ込む接戦を演じ、歴史的な勝利を飾りました。
両チームにとって運命の舞台であるこの決勝戦は、言葉にできないほどの熱戦となりました。試合は一進一退の攻防で時間が経過したものの、要所要所での早稲田大学#22花井コルトンヘイズの得点が光、早稲田大学に軍配、5大会ぶりの優勝を果たしました。
2026年2月1日、4チームの物語が交差する
真の日本一はどのチームの手に
A1という試合は独特な雰囲気に包まれることが予見されます。
学生にとっては「チャレンジの場」となり、大学生全員の代表として勢いよくクラブにぶつかることができる一方、クラブの選手たちにとっては緊張感の高い舞台となります。独特な空気感の中で、高い集中力を維持して自分たちのやるべきことをこなせるかが勝利の鍵となります。
経験も、実力も上回るクラブの選手に対して、学生はどう立ち向かうのか。
そしてそれをどうクラブの選手たちが待ち構えるのか。
真の日本一を決める大舞台が、いよいよ開幕します。














