Columnコラム

【Inside JLA】2024FPJお祭り騒ぎを巻き起こそう〜第1弾〜

※第2回全国FPJ会議参加メンバー

FPJとは、フレッシュマンプロジェクトの頭文字で、エフピージェイと読みます。

1998年より開始した公益社団法人日本ラクロス協会(以下、JLA)の事業で、新入生勧誘活動の促進・ノウハウの蓄積をするために、全国の学生連盟・事務局・指導者・加盟大学が連携を取る組織横断的なプロジェクトです。

2024FPJは、「みんなでお祭り騒ぎを巻き起こそう」を合言葉に活動しています。

本コーナーでは、2024FPJの活動を4回に分け連載でお伝えします。

第1回 なぜ「お祭り騒ぎ」が必要か?


第1回目では、2024FPJでは何をするのか、それまでのFPJとどこが違うのか、なぜ「お祭り騒ぎ」が必要なのかについてお伝えします。各地区(※)のFPJ代表を取りまとめるFPJ本部のメンバーの一人、学生連盟本部委員長・古谷太一さんに話を聞きました。

(※)各地区;JLAには北海道・東北・関東・東海・関西・中四国・九州の7地区があります。本文に出来る「全国」とは、この7地区を指します。


FPJはラクロスの文化

もともと日本のラクロスは、大学の垣根を越えてプレイヤー同士が繋がっていくことで発展してきたスポーツです。1986年に男子大学生たちがラクロスを始めたときから、ラクロスをするには所属チームに捉われずに仲間を増やすことが必要でした。

1987年にJLAが設立されて10年足らずの1994年には、JLA会員数は1万人を突破しました。これは、大学生たちが自分の手で仲間を増やす土壌があったからです。

1998年にJLAは、FPJを立ち上げます。ラクロス特有の「新入生勧誘は大学の垣根を越えてするものだ」という文化のなかで育ったオトナたちが、今度は組織として大学の新入生勧誘を手伝うことにしたのです。

コロナ禍のFPJ

FPJのおかげで、毎年1年生入部者数は増えていきましたが、どこかで会員数増加は頭打ちになります。

会員数推移

2014年は「新入生勧誘」から「新入生獲得」と名前を変え、より強い意志のFPJ活動を行い、結果1年生入部者数を増加させるのですが、2017年をピークに学生会員数が減少し始めます。そこにきて、2020年の新型コロナウィルス感染拡大による「行動制限」がFPJ活動の足枷となりました。

2020年の4月入学シーズンは新入生も在校生も大学へ行くことができず、JLAとしても全チームのラクロス活動をストップさせていたため、秋ごろまで入部者はほとんどありませんでした。

それでも、JLAは「オンラインを使った新人獲得」セミナーの開催、新入部員には「ラクロスプレーヤーズキャンプ」のオンライン開催、と行動制限のなかでできる施策を行ってきました。オンラインを上手く使うことで、1年生入部者数を2020年に約2,000人、2021年と2022年は約3,000人とコロナ禍であるにも関わらず新入部員を絶やすことはありませんでした。ただ、例年の約4,000人からは大幅に減少しました。

FPJだけの話をする全国会議

コロナ禍の行動制限が少しずつ緩和され始めた2022年11月、古谷さんをはじめとするFPJ中心メンバーは、2023年4月の入学シーズに向けて、FPJを立て直そうと動き始めます。

毎月開催される事務協議会(全国会議)で必ず議題に挙がるほどにFPJはJLAの重要事業だったのですが、一時期、FPJについて話し合う時間が取れなくなったことがありました。

FPJは「ラクロスができるかどうか」に大きく関わるJLAの大事な事業です。事務協議会で時間が取れないのであれば、全国の代表がFPJの話だけをする会議を作ろう、と古谷さんたちは思います。それが「全国FPJ会議」の始まりでした。

2023FPJでは、全国FPJ会議で各地区のFPJ代表(大学生)に、行動制限が解除されたのだから、「対面」で新入生勧誘をするようにと伝えました。しかし、オンラインでの勧誘しか知らない大学生から「新入生に直接会うって、どうやって会えばいいんですか?」と質問を受けます。

「オトナ」を巻き込もう

FPJ本部メンバーは、ラクロスの文化がコロナ禍で途絶えたことを実感し、ラクロス文化を体感してきた「オトナ」たちを巻き込むことにしました。

2023FPJでは、強化部長の佐藤壮さんにFPJ本部のメンバーに入ってもらい、各地区の新勧担当が集まる会議へ参加、「FPJがチーム作りに直結しているのだ」「どうやって対面で新入生を勧誘すればいいか」ということを伝え回ってもらいました。

ところが、「やれるだけのことはやった」はずなのに、2023年の1年生入部者数はコロナ禍の前年と比べてもそれほど大きく増加していませんでした(3千人台に留まった)。

FPJ本部は大幅に人数が増えなかった理由にすぐ気づきます。

自分たちが働きかけたのは各大学の新勧担当「だけ」だったからだと。

各大学で新勧担当になるのは通常「新3年生」でした。チームに影響力のある主将がいる新4年生に新3年生は強く出ることができないのです。どれだけ新勧代表が「新勧が大切だ」と熱意を持ってチームに伝えようとしても、主将や4年生に「練習で忙しいから、新勧は新勧担当だけでやってほしい」と言われたら、それ以上「チーム全体で取り組みましょう」と言えなくなるのです。

「主将」を巻き込もう

そこで、2024FPJは「主将」を巻き込むことにしました。チームの中心で部員に影響力がある主将にも「新勧がチーム作りに直結している」と伝えることで、主将自ら新勧に取り組んでもらおうとしたのです。

「部員数が増えるとラクロスでできることも増える。うまくなりたいんだったら、入学式前後の2~3週間、練習をストップしてでも新入生勧誘(獲得)に取り組むほうがいい。そのほうがリーグ戦の結果に繋がっていく。新勧は旬のもの。そのチャンスを逃してはいけない」とFPJ本部の佐藤壮さんと2024FPJに加わった國松拓実さんは、新勧に関わる人たちに何度も伝えます。

2024FPJの合言葉「お祭り騒ぎを巻き起こそう」は佐藤さんの考えから来ています。

「新勧をやらされているのではなく楽しい『フェス』だと思えばいい」。

人は楽しそうなところに集まるもの。自分たちが楽しめば、新入生が集まってくるのです。

お祭り騒ぎの準備~全国FPJ会議~

2024FPJは「オトナ」に加えて「主将」も巻き込んでお祭り騒ぎを起こします。その下準備である「全国FPJ会議(第2回)」が2024年1月21日に開催されました。

各地区のFPJ代表が、各大学の新勧担当に行ったヒアリングに基づき、その地区で何人が入部すれば活動しやすくなるか具体的な目標人数を発表し合うものです。

東北地区・新井崚太さん(東北大学)の発表 関西地区・中島優人さん(京都工芸繊維大学)の発表

発表を聞いたFPJ本部からは、「地区のFPJ代表の大学生だけでは『主将』や『オトナ』を巻き込むことが難しい場合、FPJ本部が積極的に協力する」と伝え、全国一丸となってFPJを盛り上げる決意を新たにした会議となりました。

第2回は、「主将」を巻き込むためには、いかに「オトナ(事務局)」の関わりが大事かと分かる中四国地区のFPJ合宿についてお伝えします。

Text by 日本ラクロス協会広報部 岡村由紀子


この記事が気に入ったら "" をチェックしてね♪

いいね!
読み込み中...

Related Article関連記事

Latest Article最新記事 一覧へ

Feature 特集一覧へ