Columnコラム

編集部から年末のご挨拶

今年も1年が終わろうとしています。

この1年間、ラクロスマガジンジャパンWEB版に関わっていただいた全ての皆さん、そして記事を読んでくださった読者の方々に、改めて心から感謝を申し上げます。

思い返せばこの1年は、味の素スタジアムで行われたA1の熱狂、そして女子日本代表の目覚ましい活躍に始まりました。試合後の選手たちの表情、スタンドを埋めた観客の歓声、SNSで広がっていった興奮——その一つ一つが、日本のラクロスが新しいステージに立とうとしていることを物語っていました。

2028年のロサンゼルスオリンピックでラクロス競技が採択されてから、このスポーツを取り巻く環境は日本のみならず世界中で、短期的な周期で目まぐるしく進化しています。今年1年を振り返っても、その変化のスピードをひしひしと感じずにはいられません。

私たちの外の世界から、たくさんの人や情報が流れ込んできました。新しい視点、新しい技術、新しい価値観。ラクロスというコミュニティの存在が確実に大きくなり、社会的な注目度も高まっていることを実感する一方で、ふと「あれ、私たちってどんな存在だったんだっけ?」と立ち止まってしまう瞬間もありました。急速な変化の中で感じる不安や緊張感——それは決してネガティブなものではなく、むしろ私たちが大切にしてきたものを見つめ直す、貴重な機会なのかもしれません。

2026年以降、このラクロスムーブメントは更なる加速を極めていくことになるでしょう。2月にはあの国立競技場でA1が開催され、7月には30年ぶりとなる世界選手権大会が日本で行われます。これまでラクロスに関わってきた人々が夢見てきた景色が、いよいよ現実のものとなります。

この大きな波の中で、ラクロスマガジンジャパンが果たすべき役割とは何か。私たちは常にそれを問い続けています。

現代のラクロスムーブメントを発信することはもちろん大切です。しかし同時に、「私たち」を創り上げてきたもの——グラウンドで汗を流してきた選手たち、寒い日も暑い日も応援し続けてくれたファンの皆さん、裏方として支えてくれた多くの人々の物語。そして「私たち」が創ってきたもの——試合の記録だけでは語り尽くせない、このスポーツに込められた情熱や絆。そうした一つ一つを大事にしながら、これからもたくさんの記事を皆さんにお届けしていきたいと考えています。

過去と未来、伝統と革新、個人とコミュニティ——その全てが交差する場所に、私たちは立っています。2026年が、ラクロスに関わる全ての方々にとって、そして日本のラクロスにとって、素晴らしい一年となることを心から願っています。

それでは、良いお年をお過ごしくださいませ。

ラクロスマガジンジャパン編集部一同

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