Reportレポート

【日清食品presents 第15回ラクロス全日本大学選手権大会特別企画】「STRIVE」~関西学院大学(西日本支部女子)編~

はじめに

こんにちは!関西地区担当のミニです!
今回の記事では、「渡辺パイプpresent 第35回関西学生ラクロスリーグ戦」で見事優勝を果たした関西学院大学女子ラクロス部を大特集します!
“関学らしさ”全開のチームワーク、そして見ている人まで笑顔にしてしまうような明るさ。関西らしくて、強くて笑顔溢れる彼女たちの魅力を、たっぷりお届けします!
試合の裏側、主将・注目選手の想い、そして全国大会への熱い意気込みまで——

ぜひ最後まで楽しくご覧ください!

大会概要と今年度の特徴

「渡辺パイプpresents 第35回関西学生ラクロスリーグ戦」は、関西の大学ラクロス部が“関西一”を目指して突する、学生ラクロス界の熱い夏の舞台。泥だらけになりながらもボールを追い、笛が鳴るその瞬間まで全力で走り抜ける姿こそ、関西ラクロスの真骨頂だ。2025年度の女子リーグは、どの試合も手に汗握る大接戦。テクニック、戦術、チーム力——すべてのレベルが一段と上がり、観るものを惹きつけるプレーの連続であった。どの大学も「うちが主役や!」とばかりの魂のこもった戦いを繰り広げ、スタンドからの声援も熱を増した。そんな中、最後に頂点を掴み取ったのが、関西学院大学女子ラクロス部。関学らしい“楽しむ力”と“やり切る力”を両立させ、最後まで笑顔を絶やさずに駆け抜けた姿は、まさに“関西らしい優勝”。ピッチ上ではクールに戦いながら、オフでは笑いの絶えないチーム。そのギャップこそ、彼女たちの強さの証だった。

 

渡辺パイプpresents 第35回関西学生ラクロスリーグ戦実施概要はこちら

 

リーグ戦結果と優勝の意味

リーグ序盤から関学は安定感のある戦いを続けた。しかし、9月の関西大学戦では同点という結果に終わり、チームに一度緊張が走る。「このままじゃあかん」と奮起した選手たちは、練習を一から見直し、追い込みメニューを強化。しんどさの中で、もう一度“勝つ理由”を全員で再確認した。
結果、後半戦では息の合った連携と粘り強い守備が光り、接戦を次々とものにしていった。ただ強いだけではない。チームの中に「誰かのために走る」「誰かのために声を出す」——そんな空気があった。勝ちたいというより、“仲間と勝ちたい”その想いが関学のプレーを一段上の次元に押し上げた。

優勝を決めた瞬間

「この仲間とここまで来れたことが嬉しい」——そう語る選手が多かったのが印象的だ。関学の優勝は個の力ではなく全員で勝ち取ったチームの勝利。“全員が戦力”という言葉を体現した関学は、関西の女子ラクロスに新しい風を吹かせた。
この優勝が意味するのは、ただの頂点ではない。関西の女子ラクロスが全国に通用することを証明し、“関西代表”として胸を張って挑める自身を得た瞬間だった。
関西学院大学はその先陣を切る存在として、これから全国の舞台に挑む。

 

女子・日程表&結果
女子・星取表

 

優勝校インタビュー

主将・藤野真帆選手(4年生)

それではここで、関西学院大学を率いた主将・藤野真帆選手にお話しを伺いました!
チームをまとめる立場として、どんな想いで今シーズンを戦い抜いたのか、全国への意気込みは——熱い言葉のひとつひとつに、関学ラクロスの“強さの理由”が見えてきます。

——優勝を決めた瞬間の気持ちは?
「本当に嬉しいです。」

9月27日の関大戦が同点だったことから、チームとしてもう一度「自分たちはどう戦うのか」を見直したという。
「そこで“追い込まなあかん”ってチーム全体で再確認しました。ハードな練習メニューやランを増やして、とにかくやり切ったことが今回の結果につながったと思います。」

主将として藤野選手が大切にしてきたのは“全員が戦力”という信念。
「勝った時に全員が喜べるチームを作りたい。いろんな立場や役割がある中で、全員が100%自分の役割を果たすことで、勝ちにつながると思っています。」

チームの中には、仲間への信頼があった。
「一人ひとりが“この人のために頑張ろう”って思える場面が増えてきて、チームのまとまりがどんどん高まっていったのを感じます。」

注目選手の濱田選手について問うと、藤野選手は笑顔で答えた。
「アタックリーダーとして誰よりも貪欲に攻めを引っ張ってくれたし、ずっとチームのアタックを育ててくれた子。だからこそ決勝戦のMVP選手に選ばれたのが本当に嬉しかったです。」

全国大会に向けては、力強い決意を語った。
「関西で1位になったからこそ、全国で“関西の2枠”をしっかり勝ち取る。関西代表として、全チームの想いを背負って戦っていきたいです。」

注目選手・濱田亜音選手(4年生)

続いて、今大会でMVPにも輝いた濱田亜音選手にインタビュー!
チームの得点源として攻撃を牽引し続けた彼女が語る“仲間への想い”と“全国への決意”——
その言葉から、チーム全員でつかんだ勝利の意味が伝わってきます。

——MVP受賞の瞬間は?
「あんまり信じられなくて、率直に嬉しかったです。」

彼女の武器は“シュート力”。
「シュートが強みってずっと言われてきて、1年間ずっとその精度を上げることを意識してきました。最後の試合でそれを出せたのが嬉しかったです。」

苦しい合宿も、仲間と支え合って乗り越えた。
「今年の合宿は本当にきつくて。でもみんなで鼓舞し合って乗り切ったから、今の自信につながっています。」

チームの強みを問うと、迷わず「全員がキーマン」と答えた。
「うちは誰か一人が特別にうまいというより、全員がキーマン。だからこの賞は自分のものじゃなくて、仲間全員のおかげだと思っています。」

全国大会に向けては、ATリーダーとしての意気込みを語る。
「日本一のATを絶対に作ります。決勝の舞台でATから得点を重ねて、圧勝できるように頑張ります!」

選手リスト

 

背番号 Pos. 名前 ふりがな 学年
0 MF 大井 里桜 おおいりおん 3年
1 MF 辻本 奏春 つじもとかなる 3年
2 MF 竹田 絵麻 たけだえま 2年
5 AT 田邊 陽帆 たなべあきほ 2年
10 AT 照沼 舞 てるぬままい 2年
11 MF 中山 葵乃 なかやまあおの 3年
14 DF 北田 絵里 きただえり 3年
16 MF 杉浦 真華 すぎうらまか 4年
17 AT 吉川 ニコ よしかわにこ 3年
21 MF 重信 圭歩 しげのぶかほ 3年
24 AT 是繁 里帆 これしげりほ 3年
26 MF 岸田澪 きしだみお 2年
29 MF 月待 絹 つきまちきぬ 3年
30 G 蒲生 華央 がもうはなお 4年
34 AT 濱田 亜音 はまだあのん 4年
35 G 小針 あい こばりあい 3年
36 MF 北脇 歩純 きたわきほずみ 2年
38 MF 柘植 望央 つげみお 2年
43 AT 田谷 有菜 たたにありな 4年
48 MF 神田 萌花 かんだほのか 2年
50 AT 松本 晃奈 まつもとあきな 3年
53 DF 加藤 乃乃香 かとうののか 3年
55 G 尾崎 美梨 おざきみのり 2年
58 MF 藤井 遥可 ふじいはるか 3年
63 MF 廣瀬 珠桜 ひろせたまお 3年
71 DF 藤野 真帆 ふじのまほ 4年
77 MF 小野寺七紬 おのでらなつ 2年
80 AT 井手 歩未 いであゆみ 4年
88 AT 西村 麻未 にしむらあさみ 4年
92 DF 西尾 仁妙 にしおひとみ 4年
93 G 中澤 紗希 なかざわさき 3年
98 MF 堀之内 冴 ほりのうちさえ 4年
99 G 鶴長 紗耶 つるながさや 4年

日清食品presents第16回ラクロス全日本大学選手権大会 1回戦 試合情報

主催: 公益社団法人日本ラクロス協会
主管: 日本学生ラクロス連盟
協賛: 日清食品株式会社、サイボウズ株式会社、株式会社アクティオ、株式会社ノーザ
日時: 11月15日(土)11:00
場所: 広島会場・広島広域公園第二球技場
対戦相手: 広島大学(中四国学生1位)

一回戦チケットはこちらから

全国へ——関西代表としての誇りを胸に

関学女子が見せたのは、“笑って勝つ”強さだった。関西の明るさ、仲間を想う気持ち、そして泥臭いまでの努力。それらすべてがひとつになったとき、チームは本当に強くなる。

「関西ラクロス=熱くて面白くて、かっこいい」
その象徴が、2025年の関西学院大学女子ラクロス部だ。

次の舞台は全国大会。彼女たちは関西代表として、再び“笑顔と情熱”を武器に戦う。
全国に、関西の風を吹かせるために。

関西学院大学女子ラクロス部、2025年度関西女王。
その物語はまだまだ終わらない。

 

 

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