Reportレポート
前文
夏の暑さが最高潮に達するころ、その暑さに拍車をかける情熱を武器にした学生たちが集う大会、
「渡辺パイプpresents第31回東北学生ラクロスリーグ戦」が今年も幕を挙げた。
灼熱の太陽の下で、ボールを追う姿はまさに青春そのもの。
勝敗を分けるのは、戦術か、気合か、それとも暑さに負けないスタミナか、、、?
今年のリーグも、最後まで目が離せません!
今回はわたくしなりに今大会の見どころを紹介できればと思います!ぜひ最後までご覧ください!!
第31回東北学生ラクロスリーグ戦の見どころについて
男子
今大会の見どころを紹介するにあたって、2大会連続でファイナルの舞台で激闘を繰り広げている、東北大学と岩手大学の両主将に私吉田がインタビューを行ってきました!まずはその様子をご覧ください!
~東北大学主将の角地優太選手~
Q:今大会の目標を教えてください。
A:もちろん東北制覇です!先輩たちの思いもあるので12連覇目指してがんばります!
Q:今大会で12連覇を目指す東北大ですが、強いチームであり続けられるのはどんな強みがあるからだと思いますか?
A:一つは部員数が多いこと。
多様なバックグラウンドを持つ選手がいるからこそ、一人一人の個性を発揮できると考えています。
もう一つは全員が目標を明確にしているから。
最終的には日本一という目標を掲げているからこそ、「全学の舞台に立たないと話にならない。」一人一人が高い意識の中で練習しているからこそ、本当の強さが出ると考えている。
Q:今大会特に注目してほしい選手を教えてください。
A:OFでは、3年ATの柳下雄吾選手です。
フィジカル、グラボの寄り、ショット力は関東でも負けない強さがあると考えています。
DFでは、4年MFの渡邊悠希選手です。
練習中のポジティブな声や、ハッスルなプレーでチームに流れを引き寄せる力がある。
~岩手大学主将の後藤遼真選手~
Q:今大会の目標を教えてください。
A:東北地区優勝です。
Q:8月24日に行われた福島大学戦では、1点差で敗れる結果となりました。率直に、この試合を振り返ってどのように感じていますか?
A:優勝するチャンスが失われたわけではない。ここで出た課題は、むしろプラスと捉えて、より強いチームとなれるように対策を講じていきたいと考えています。
Q:今大会特に注目してほしい選手を教えてください。
A:4年ATの小柳颯斗選手です。
去年のリーグ戦は怪我で出場することが出来なかった彼ですが、4年生としてのポテンシャルや、ショット力含め、今後の試合での活躍を注目してほしい。
以上が二人の主将とのインタビューの様子です。
ここ2大会連続でファイナルで東北大学に敗れている岩手大学。8月10日に行われた開幕戦では、結果こそ1-6で負けていますが、第3Qまで1-1と着実に王者東北大学に迫る実力をつけてきています。
しかし、この争いに待ったをかけるのが、福島大学です。
8月24日に行われた試合では、4-3で福島が接戦を制し、福島大学男子ラクロス部史上初の快挙を成し遂げました。
12連覇を目指す東北大学か
リベンジに燃える岩手大学か
勢いに乗っている福島大学か
注目のファイナル3、ファイナルは以下の日程で開催されます。
ぜひ現地に足を運んでみてはいかがでしょうか!!
・ファイナル3:10月12日(土) @岩沼市陸上競技場
・ファイナル :10月26日(土) @岩沼市陸上競技場
女子
女子は福島大学の主将にインタビューしてきました。まずはそちらからどうぞ!
~福島大学主将の長谷川愛莉選手~
Q:今大会の目標を教えてください。
A:成果目標は東北1位、チーム目標は、「応援されるチームであれ」です!
Q:一昨年は初のファイナル進出を果たし、昨年は悔しい結果となりました。その経験を経て、今年のリーグ戦にはどのような意識で臨んでいますか?
A:「勝ちにこだわる姿勢」を意識して臨んでいます。また、周りの方々からのサポート&応援をしてもらえるありがたさを一昨年・昨年を通して痛感したので「応援されるチームになること」も同時に意識して望んでいます。
Q:主将として注目してほしい選手や、今年チームを引っ張ると期待しているプレーヤーはいますか。
A:注目して欲しい選手は1年生の小野寺杏菜(そう)と須藤ほのか(みる)です。リーグ初戦や夏の新人戦を終え、さらに成長した2人に注目してほしいです!
今年チームを引っ張る選手になるのは4年生の小島彩也乃(みや)さんだと思っています。試合ではとても速いスピードで果敢に攻め、シュートを決める姿はチームの士気をあげ、チームのみんなを引っ張ってくれる存在であると感じています。
以上がインタビューになります。
一昨年、福島大学はついにファイナルの舞台へと駆け上がりました。東北大学との一戦では、当時1年生が3得点をマークし、チームの未来を大いに感じさせる結果を残しましたが、昨年はファイナル3で岩手大学に8-12と惜しくも敗れています。
雪辱を胸に挑む今年――福島大は因縁の岩手大を超え、王者・東北大に挑むことができるのか!
注目のファイナル3、ファイナルは以下の日程で開催されます。
・ファイナル3:10月12日(土) @岩沼市陸上競技場
・ファイナル :10月26日(土) @岩沼市陸上競技場
第31回東北学生ラクロスリーグ戦の注目選手
[東北大学 3年 柳下雄吾]
~雄吾選手からのメッセージ~
東北大学3年の柳下雄吾と申します。
この度、東北地区の注目選手に選んでいただき、大変嬉しく思います。
近年、日本一の座は常に関東の大学が占めています。私たち東北地区のチームは、関東の強豪と直接試合をする機会が限られており、その差を痛感することも多々ありました。
しかし、このような環境だからこそ、勝利への強い執念や向上心を育むことができました。そして、同じ志を持つ仲間と巡り会えたことは、かけがえのない財産だと思っています。私は、東北大学でなければ得られなかった執念と仲間と共に最後まで戦い抜きたいと思います。
リーグ戦では、自分の強みであるシュートと接点を活かしたプレーで、チームの得点源として勝利に貢献します。苦しい状況に直面した時でも、チームを鼓舞し、最後まで戦い抜く姿勢で、応援してくれる全ての方々に感動を届けます。
東北地区ならではの熱い思いを、ぜひ会場で感じてください。応援よろしくお願いします。
雄吾選手は強豪・東北大学で2年生の頃からATとして出場しており、圧倒的なフィジカルとショット力は、東北地区でも随一といえる存在です。
ベストAT、そして得点王筆頭の柳下雄吾選手を注目選手として紹介します!
[福島大学 3年 尾崎ひかり]
~ひかり選手からのメッセージ~
今年からDFリーダーになり、チームの幹部として活動してきました。たくさんの壁にぶつかり、チームの幹部として動くことの大変さを感じている日々ですが、チームの課題と向き合い、東北制覇を現実にするために走り抜いたつもりです。一人でここまでチームを引っ張って下さったみやさん、様々なことがあった中で一緒にプレーできている同期のみんな、チーム作りなど何もわからないまま突っ走ってきた上級生に、ついてきてくれた1、2年生のみんなと全学の舞台に立つために、MFとしてATでもDFでも脅威となる存在になり、チームの勝利に貢献したいです。新たにコーチとして支えてくださった弓田さん・キヨさん・支援いただいたOG・保護者の方々への感謝を忘れず、最後まで戦い抜きます。
応援のほど、よろしくお願いいたします。
ひかり選手は1年生の頃から試合に出場しており、当時出場した決勝の舞台では3得点を挙げるなど、1年生らしいエネルギッシュなプレーでチームに貢献しました。
今年は3年生としてチームを牽引する存在に。今大会の注目選手としてご紹介します。
過去の試合結果について
過去30回大会の優勝校・準優勝校、優勝回数の紹介をします。
※なお16回大会以降はデータがなかったため、優勝校のみの記載となります。
男子/優勝 | 準優勝 | 女子/優勝 | 準優勝 | |
第30回大会 | 東北 | 岩手 | 東北 | 岩手 |
第29回大会 | 東北 | 岩手 | 東北 | 福島 |
第28回大会 | 東北 | 岩手 | 東北 | 新潟 |
第27回大会 | 東北 | 新潟 | 東北 | 新潟 |
第26回大会 | 東北 | 岩手 | 宮城学院女子 | 東北 |
第25回大会 | 東北 | 岩手 | 東北 | 宮城学院女子 |
第24回大会 | 東北 | 新潟 | 東北 | 岩手 |
第23回大会 | 東北 | 新潟 | 東北 | 岩手 |
第22回大会 | 東北 | 岩手 | 東北 | 岩手 |
第21回大会 | 東北 | 岩手 | 宮城学院女子 | 東北 |
第20回大会 | 東北 | 岩手 | 宮城学院女子 | 東北 |
第19回大会 | 岩手 | 東北 | 東北 | 宮城学院女子 |
第18回大会 | 新潟 | 東北 | 宮城学院女子 | 新潟 |
第17回大会 | 新潟 | 仙台ラクロスクラブ | COUGARS | 東北 |
第16回大会 | 仙台ラクロスクラブ | ‐ | 東北 | ‐ |
第15回大会 | 仙台ラクロスクラブ | ‐ | 宮城学院女子 | ‐ |
第14回大会 | 仙台ラクロスクラブ | ‐ | 東北 | ‐ |
第13回大会 | 東北 | ‐ | 東北 | ‐ |
第12回大会 | 仙台ラクロスクラブ | ‐ | COUGARS | ‐ |
第11回大会 | ‐ | COUGARS | ‐ | |
第10回大会 | 東北 | ‐ | COUGARS | ‐ |
第9回大会 | 仙台ラクロスクラブ | ‐ | 東北 | ‐ |
第8回大会 | 東北 | ‐ | COUGARS | ‐ |
第7回大会 | 東北 | ‐ | 東北学院 | ‐ |
第6回大会 | 仙台ラクロスクラブ | ‐ | 東北学院 | ‐ |
第5回大会 | 仙台ラクロスクラブ | ‐ | 東北 | ‐ |
第4回大会 | 東北 | ‐ | 東北学院 | ‐ |
第3回大会 | 東北 | ‐ | 東北学院 | ‐ |
第2回大会 | 東北 | ‐ | 東北学院 | ‐ |
第1回大会 | 東北 | ‐ | 東北 | ‐ |
優勝回数
男子
19回:東北
7回:仙台ラクロスクラブ
3回:岩手
1回:新潟
女子
15回:東北大学
5回:東北学院大学・宮城学院女子大学・COUGARS
参加チーム一覧
男子:5チーム
東北大学/岩手大学/福島大学/東北学院大学/新潟大学・東北福祉大学 合同チーム
女子:4チーム
東北大学/福島大学/東北学院大学/新潟大学・岩手大学 合同チーム
終わりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
本記事を通して、東北学生ラクロスリーグの魅力を少しでも感じていただけたなら幸いです。
試合当日はぜひ会場に足を運び、熱い戦いに挑む選手たちへ、熱い応援を届けてください!