Interviewインタビュー

【インタビュー】第26回 東北学生ラクロスリーグ戦・男子|優勝した東北大学の主将とHCインタビュー

東北地区ラクロスリーグ戦のFINALは開幕戦と同じく、東北大学対岩手大学というカードで行われました。東北大学は開幕戦で岩手大学を12-5で破り、そのほかの試合でも全勝しており、予選を1位で通過しました。一方の岩手大学は予選を3位で通過し、FINAL3を勝ち抜き、FINALに進みました。
今回の試合の見所は予選と同じく東北大学が勝利し、東北地区を制覇するのか、それとも岩手大学が開幕戦のリベンジを成し遂げ、悲願の東北地区制覇を達成するのかの意地と意地のぶつかり合いが今回の試合の見所です。
互いの気迫がプレーに現れ、雨やグラウンドの状態の悪さをもろともしない白熱した戦いは見てる観客も引き込まれるかのような試合でした。
東北大学がリードしたと思いきやすぐさま岩手大学が追いつき、岩手大学がリードしたかと思いきや東北大学が追いつくという一進一退の攻防が繰り広げられました。
フィールドに出ているプレイヤーとベンチにいるプレイヤー、応援している人が一体となって勝利に突き進む姿は予選から各大学から見られましたが、FINALとなるとより一層一体感が増して感じました。
結果は8-5で東北大学が岩手大学に勝利し、東北地区制覇を達成しました。
FINALにふさわしい試合で互いに全力を尽くした試合になりました。

優勝チーム・東北大学 主将 浅野勇磨選手よりコメント


無事東北地区7連覇を達成することができて、素直に嬉しいです。負ければ4年生は引退となる試合であり、やはり試合中の緊張感は予選の時とは全く違うものでした。天候やグランドなどイレギュラーな環境にその独特な緊張感も相まって個人としてもなかなかうまくいかない場面が続き辛かったですが、スタンドから応援してくれるチームメイトや台風の中わざわざ駆けつけてくださったOBOGの方々の声援のおかげで、なんとか勝ち切ることができました。このような環境でも応援してくれる方々がいることを本当に心強く思います。
さて、目標としている全学決勝進出まで残り3試合となりました。ここからは東北大学としてではなく、引退していった東北地区の仲間達の想いを背負い、東北代表として戦っていきます。結果を出すことが僕たちにできる最も大きな感謝の表し方だと思うので、必ず勝って日頃から支えてくださる方々に恩返しをしたいです。これからも応援よろしくお願いします。

優勝チーム・東北大学 HC 弓削多春貴コーチよりコメント


東北大学のヘッドコーチを務めている弓削多春貴と申します。
先日行われた東北地区の決勝戦では岩手大学に8対5で勝ち、全勝での東北地区制覇を達成できたので、率直に一安心しました。しかし、チームの目標はまだまだ先なので、これからの試合に備えて、より一層気を引き締めて準備していきたいと考えています。
現在東北大学は、東北地区を7連覇しており、周囲からは「東北地区では勝って当たり前」という見方をされているかもしれません。しかし、必ず勝てるという試合はありません。実際、リーグ戦の東北学院大学戦や決勝戦の岩手大学戦は非常に難しい試合展開であり、特に前半は相手のペースで試合が進んでいました。その中で、後半に巻き返し、しっかりと勝ち切り、連覇を継続できたことに対して、選手を称えたいと思います。また、「苦しくても耐えて、勝利を掴みとれること」が今年のチームの強みであると言えます。これは、選手、スタッフ、応援してくれる人たち全員が、「尽」というスローガンを体現しているからこそだと思います。
これから始まる二地区予選や全日本学生選手権での試合では、よりシビアな試合展開が続くと思います。それでも1年間かけて培ってきた「尽」を存分に発揮し、初の全日本学生選手権の決勝進出を達成します。


Text by 東北学生ラクロスリーグ戦決勝戦 ゲームディレクター 東北学院大学・齊藤公貴
Photo by 東北大学・下地拓 宮城学院女子大学・高丸奈々

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