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初のベスト4進出、イギリスを撃破してメダルラウンドへ
2025年8月9日、中華人民共和国・成都市で行われたThe World Games 2025女子ラクロス・SIXES競技で、日本代表がイギリス代表を15-10で破り、シニア女子カテゴリーで史上初となるベスト4進出を決めた。これにより、日本は初めて世界大会のメダルラウンドに進出する。
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これまでの歩みと成長
前回大会(2022年)のThe World Gamesで日本は6位。女子フィールドラクロスでは過去2度の5位が最高成績だった。だが、2024年の女子U20世界選手権で銅メダルを獲得するなど、近年は着実に国際舞台での存在感を増してきた。
格上イギリスを攻略
試合序盤、日本はイギリスの堅守とフィジカルに押されリードを許す展開。それでも第2Qにパワープレーから3連続得点を奪い、試合の流れを完全に引き寄せた。以降はリードを一度も明け渡さず、最後まで主導権を握り続けた。
「イギリスはずっと憧れのチーム。前回大会の順位を考えても、メダルを獲るためには絶対に勝たなければならない相手だったので本当に嬉しい」と守護神藤田 瑠奈。
中澤 ねがいも「イギリスは世界トップ4に入る強豪。オリンピックに向けても大きな意味のある勝利」と胸を張った。
セットオフェンスと守備の進化
日本はこの数年間、トップチーム攻略の鍵となる「セットオフェンス」の精度向上に取り組んできた。中澤 こころやジョーンズ 萌仁香らが角度のない位置からも決め切る創造的なフィニッシュを連発。特にジョーンズ 萌仁香は7ポイントを挙げ、第2Qでの逆転ゴールが勝負のターニングポイントとなった。
守備でも対応力が光った。藤田 瑠奈は11セーブを記録し、第1Qの10分間で5失点した後は、次の20分間でわずか1失点。トランジションの守備戻りを早めることで、相手の速攻を封じた。
次戦はアメリカとの準決勝
この勝利で日本は準決勝進出。8月10日14:00からのアメリカ戦に臨む。その後、8月11日のメダル決定戦で歴史的初メダルを狙う。
📌出典・参考
本記事はWorld Lacrosse公式サイト(https://worldlacrosse.sport/)掲載の試合レポートをもとに、ラクロスマガジン編集部が翻訳・再構成したものです。
This article is based in part on information provided by World Lacrosse. See original coverage at https://worldlacrosse.sport/