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【イベントレポート|審判】Greater China Cup|2019年3月9日~3月10日

審判員|国際大会イベントレポート


【正式イベント名】Greater China Cup
【大会概要】中国、台湾の19歳以下の大学生による大会
【日程】2019年3月9日~3月10日
【開催場所】中国・上海
【大会参加チーム、国】中国、台湾、香港

大会参加をした須東 駿太審判員よりコメント


今回参加した大会はこれからラクロスの発展が期待される中国のU19の全国大会でした。今回の大会では中国ではラクロスがまだまだマイナースポーツということもあり、レベルの高い試合ではありませんでしたが、グラウンド上でみえたのはU19の選手たちのラクロスを楽しんでいる心でした。

グラボが拾えた
パスが投げれた、捕れた
シュートを打った
スコアした
勝った
負けて悔しい

そんな感情が試合前も試合中も随所に見えるものでした。
もちろん、指導者が求めるのも楽しくプレーをする選手で、厳しく指導する事は無く、良いプレーを褒め、一緒に喜ぶといった大会でした。

現在の日本のトップレベルの試合における審判員は、激しさと危険の線引き、言うなれば、速く激しいラクロスに水を差されない審判を期待されていますが、今回のような試合における審判員のスタンスは、ハイレベルな試合にて審判員に求められるものも違く、また貴重な経験となりました。

今回の経験を通じ、ラクロスは一つのボールを取り合い、得点を取るスポーツであり、その中でルールブックはガイドラインであり、審判員が求められているのは選手やチームの意図を理解し、彼らのパフォーマンスを最大限発揮させることだと感じました。
今回の大会ではラクロスの本質的な『楽しさ』に気づけた良い経験となりました。

近年の日本ラクロスでは、審判員に対しても高いレベルを求められるようになってきましたが、質の向上だけでなく、ラクロス本来の『楽しさ』を提供できる人間になっていこうと感じました。

Photo 宮地 圭審判員提供

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