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【イベントレポート|審判】Berlin Open|2019年7月5日(金)~7日(日)

審判員|国際大会イベントレポート


【正式イベント名】Berlin Open
https://www.facebook.com/BerlinOpen
【日程】2019年7月5日(金)~7日(日)
【開催場所】Berlin, Germany
【大会概要】ドイツやノルウェー等、主に欧州のチームが参加しますが、アメリカの大学や、欧州を代表するレジェンド的存在のラクロッサーが国境を越えて組んだチームも参加します。会場ではラクロス用品やホットドッグ、更にはビールも販売されており、真剣でありながらも、お祭り的要素があり、会場は陽気な雰囲気に包まれています。夜はBerlin市街地のクラブにてPartyが開催され、選手・審判・大会関係者が深夜までアルコールを片手にハイテンションで盛り上がります。

【大会参加チーム、国(一部のみ記載)】
STROUDSBURG UNIVERSITY、アメリカ合衆国、DUTCH NT 1、オランダ、U19 GERMANY、ドイツ

【実際の大会規模】
グランドコート:女子用2面、男子用3面
審判参加者の国:ドイツ、チェコ共和国、スイス、アメリカ、日本 等
審判の参加人数:15名程度(女子競技のみ)
観客:ほぼなし

大会参加をした水野史恵審判員&堀川亜由佳審判員よりコメント

(写真左:堀川審判員、右:水野審判員)
<水野史恵審判員(九州地区、1級)コメント>
海外の試合どころが、国内においても国際試合の経験もほとんどなく、プライベートにおいても海外旅行に興味がなく、英語ができない私にとって、Berlin Openへの参加は半分「勢い」と、「ドイツはビールがおいしい」という誘い文句で参加を決めました。参加が正式に決まってからは不安が増していきましたが、大会が近付くにつて「何とかなるだろう・・・」と思うようになり、「どうせ参加するなら楽しもう、いろんなことに挑戦してみよう」という気持ちに変わっていき当日を向かえました。
ベルリンまでは長旅でしたが一緒に参加した堀川さんのおかげもあり無事に到着することができました。当日は短い時間でしたが、ベルリン観光、本場のドイツビールを楽しむことができました。試合前日にして言葉の壁にぶつかりましたが、「3日間の試合を無事に乗り切ろう」と心に決め試合当日をむかえました。
試合当日は当初の予想より多くの試合に派遣されることになり、体も頭もフル稼働状態でした。
私が英語ができないことも周りの審判員が気づいてくれて、主審時のフォローやジェスチャーでの伝達、不安そうなときは笑顔を向けてくれたりなど、審判員としての技術的な勉強と同時に他の審判員との接し方(特に若手の審判員など)をすごく学ぶことができました。3日間という短い時間でしたが、ラクロスの審判員という仲間意識を感じることもできました。
試合、食事会などを通して海外の審判員との接する時間や大会を通して感じる文化の違いなど驚くことも多々ありましたが、私自身のこれからの審判活動だけでなく、人生において大きな財産となる3日間でした。

<堀川亜由佳審判員(関東地区、2級)コメント>
Berlin Openは昨年の男子W杯の附属Festival大会@イスラエルに続く2回目の海外試合への挑戦でした。イスラエルではFILルールや英語での試合進行に戸惑い、課題ばかりが残ったように感じていたため、今回は「各国の審判員と積極的に交流し、技術を吸収し、主審も自信を持って務められるようにしよう」というアグレッシブな気持ちで臨みました。
初日はとりあえずBerlin観光!! 水野さんとベルリンの壁、ブランデンブルク門、連邦議会議事堂等を巡り、疲れたらカフェでお茶…ではなく、ビールで喉を潤し、翌日からの試合に備えます。
そして大会がスタート。女子は欧米各国から14チームが参加、これに対して審判員は15名程度と1日4~5試合(20分×2)のフル稼働状態で、一日の長さを思うと初日は朝からテンションが下がりました。しかしながら、いろいろなバックグラウンド・考えを持つ審判員と試合に入り見解を聞き自分の意見を伝え、また、前の試合での課題をすぐに次の試合で修正することができたため、疲れよりも得られるものの大きさにワクワクしながら試合に取り組むことができました。主審となった試合では、試合前のキャプテンミーティング時はドキドキしながらも、副審の2名に支えられ、「やりきった」と満足のできる試合運営ができました。更に、今回は国際審判員の方が3名も参加されており、そのうちのお一人に自分の吹く試合を見ていただき、アドバイスをいただくこともできました。空き時間や夜の食事時には審判員とプライベートな会話を楽しむこともでき、私が日本人と知ると、「日本に行ったことがあるわ」と声をかけてくれる選手もいました。
時間はあっという間に過ぎ、優勝チームも決まっていよいよお別れの時間…。たった3日間でしたが、「審判」というチームで一緒に戦った仲間はかけがえのない存在になっており、「See you again!!」と再会を誓い、ハグをして別れました。
海外の試合への参加は技術的な成長が得られることはもちろんですが、他国との審判員・選手との交流や他国のラクロス文化とのコンタクトは自己の見聞を広め、人間的な成長を促してくれます。そして何より、熱い心を持ってラクロスと向き合う仲間が世界各国にたくさんいることを実感させてくれます。
I am not afraid of and never stop challenging new things. YOU??

 

TOP photo by Maximilian Bushe

その他 photo by 堀川亜由佳

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